多様な品種と精製方法で楽しむ新シーズンのコーヒー
2024-2025シーズンのコーヒー収穫・精製が始まりました。今年もパクソン(Paksong)、シェンクワン(Xiengkhouang)、セコン(Sekong)、そしてサラワン(Salavan)のLuLaLao Coffee 農園で、自分たちが収穫・精製したコーヒーだけを日本にお届けします!今年のコーヒーラインナップを産地ごとにご紹介します。
産地:パクソン(Paksong)
ラオス南部に位置するパクソンは、高地の涼しい気候と肥沃な土壌がコーヒー栽培に適しており、ラオスの中で最も質の高いコーヒーが育ちます。Typica種を中心に、今年は以下の3つの精製方法が採用されています。
- Typica / Washed
- Typica / Natural
- Typica / Anaerobic Natural
今年のパクソンでは特殊精製も行っています。フルーツと一緒に発酵させるCo-fermentationに挑戦しています。小ロットであるため一般販売は行わず、イベントのみで販売する予定です。
- Typica / Sugar Cane Washed
- Typica / Pineapple & Rambutan Washed
産地:シェンクワン(Xiengkhouang)
ラオス北部のシェンクワンは、標高の高さと寒暖差が生み出す特有の気候がコーヒー豆の成長に理想的です。今年はTypica、Catimor、Geshaといった多彩な品種が揃い、それぞれの特徴を最大限に引き出す精製方法が採用されています。
- Typica / Washed
- Typica / Honey
- Typica / Anaerobic Natural
- Catimor / Anaerobic Natural
- Gesha / Washed
-
Gesha / Natural
産地:セコン(Sekong)
パクソンと同じボラベン高原に位置するセコンでは、Java種を栽培しています。この品種はフルーティーな風味とスパイシーな香りで知られ、今年は洗練された2つの精製方法が選ばれています。
- Java / Honey
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Java / Natural
産地:サラヴァン(Salavan)
ラオス南部のサラヴァンでは、Yellow CaturraとCatimorが栽培されています。Yellow Caturraは特にその明るい白い花のようなフレーバーと甘みが人気で、様々な精製方法で個性的な味わいを引き出しています。
- Yellow Caturra / Washed
- Yellow Caturra / Honey
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Catimor / Anaerobic Natural
まとめ
2024-2025シーズンのラオスのコーヒーは、精製の基礎を見直したことで品質の底上げを行いました。さらに小ロットではあるものの、特殊精製を実施することで、LuLaLao Coffee として技術力の向上、知見を広げ、世界トップレベルのコーヒー生産に追いつこうとしています。
Co-fermentation (コ ファーメンテーション) や Infused (インフューズド) については後ほど記事を書きますが、Washed (ウォッシュド), Honey (ハニー), Natural (ナチュラル) などの基本的な精製方法については、以下のリンクから確認してみてください。
1. [Washed Process] ウォッシュドプロセス
3. [Natural Process] ナチュラルプロセス
今年のラオスのコーヒーで、産地ごとの風味の旅に出かけてみませんか?